庚申講とサンタクロース
サンタさんはいい子の元にやってきて、プレゼントを置いていきます。
では、サンタさんはあるこどもが『いい子』だと
どうやって判断しているのでしょうか?
それはもちろん、三尸の虫から聞くのです。
人の体には三尸の虫(さんしのむし)というのがいて、
庚申の日、寝ているあいだに体から抜け出て、
サンタさんに宿主が行った悪いことを報告します。
庚申は60日に1度やってくるので、1年では6回あります。
この積み重ねがプレゼントに関係するため、
三尸の虫を外に出さないようにと徹夜大会が開かれました。
それを庚申講と言ったりします。
道路の脇に、ぼちぼちと『庚申』と書かれた石があるのを
見かけた人も多いでしょう。
あれは、この庚申講を60回やったとかの記念碑のようなものです。
こうしてみると、クリスマスとサンタさんは
昔から日本になじんでいたものだと、よくわかりますね。