直列☆ちょこれいつ

ちょこちょこ歩いた日々のつらなり

レビュー:ファイナルファンタジー3



DSのゲーム、『ファイナルファンタジー3』をやりました。
一言感想は、「きつくてだるい」です。

まずだるいのが、戦闘です。
RPGと言えば数多くの戦闘があるのに、敵と遭遇してから
バトルがはじまるまでに、微妙に時間がかかります。
別にポリゴン化などしなくていいので、
ファミコン画面のままでもさくっとはじめさせてほしかったです。

次のだるさはジョブチェンジです。
確かファミコンの場合はバトルでジョブポイントかなにかを稼ぎ、
それを使って転職していたような気がしますが、
こちらのDS版はそういったポイントはありません。
いつでもジョブチェンジできます。
けれど、ジョブチェンジすると、
10回程度戦闘するまで能力が下がります。

ボスと戦ってジョブの相性が悪いからと転職すると、
相性を見たいだけなのにそのままでは能力が下がっていて
まともな戦いになりません。
ステータスを元に戻すためにバトルして戦い方を見て、
またチェンジしてバトル→ボス戦というのでは
あまりに時間がかかりすぎます。すごくだるいです。

しかも魔法はMP制ではなく、LV○の魔法はあと△回使える、
という回数制。
さらにステータスは2・3変わるだけでダメージがかなり変わってきます。
加えて、敵はかなり強くて特殊効果のある装備を
毎戦闘使っていかなければ全滅するようなバランスなので、
戦闘の数が増えるのは単純に面倒でした。


フィールドでは隠し扉の要素がありますが、
それはアップにしないと見えないのもだるかったです。
ボタンでアップにはなるのですが、
アップ状態から遠くにカメラを戻すのには変なこつがあり、
普通にボタンを押しただけでは途中でとまることがあります。
すごく使いにくいのでアップにはしたくありませんでした。
アップでようやく見つかる隠し扉はやめて欲しかったです。


それから、ジョブ。
ファミコン版では最初はたまねぎ剣士だったように思いますが、
DS版では初期ジョブはFF5のようにすっぴんになっていました。
そしてたまねぎ剣士すれちがい通信でのみ手に入る
隠しジョブになっていました。
こんなもの、でたばかりのころにやっていたって
人がそう多くないところでは決して手に入りません。
とても不愉快です。

また、かつてはダンジョンの隠しだったジョブは
隠しでないところで勝手に入手されることになりました。
しかも弱体化されていて、微妙な感じになっていました。


ファミコン版を使いやすくしたような移植を期待していましたが、
改悪レベルで残念でした。
よかったのは、ダンジョン途中でも中断セーブができ、
電源を落とすことができるようになったことくらいです。
主役たちのビジュアルも、自分で想像できるように
しょんぼりドットでよかったようにも思いました。


どちらかと言えばおもしろい方向、程度のゲームでした。